葬儀式関連用語と解説

< 目次に戻る >

たいやほうよう(逮夜法要)

逮とはおよぶということで、次の日におよぶ夜の意味。仏教では忌日の前夜とか、年忌日の前夜をいっており「夜に逮んで斉(まのいみ)に至る」という語から逮夜といっている。この夜は、寺から僧侶を呼んで命日にあたる仏の位牌を飾り、仏前で読経し供養して故人の冥福を祈り一晩中語り明かす意味をもつ。逮夜は造夜、または大夜とも書き、別に宿夜、伴夜ともいわれていて、この夜は集まった人たちに茶菓や心づくしの食を供して接待する。逮夜は亡くなった日を入れて七日ごとに行なわれ、最初の忌日を初七日といい、あと二・七日、三・七日、四・七日、五・七日、六・七日、七・七日で四十九日の忌日となる。法要は家の都合によって期日を早めてもよい。

参考文献:「葬儀大事典」(鎌倉新書)  | yeohoo |